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青木浩二さん陶展、建築家ライトの造形と大谷石

トトロのサローネで青木浩二さん陶芸展」でご紹介した、
青木さんの個展 @ 西御門サローネ に行ってきました。

大正時代の、"建築家ライト風ハイカラ住宅"、いよいよその扉の中へ......

真っ赤な絨毯が玄関から奥の階段へと続き、階段の手すりにはダイヤのひし形、左に目をやると六角形の埋め込み窓、天井を仰ぎ見れば、八角形のガラス照明。
隣のリビングルームは、長方形の角を面取りした形で、その面取りされた部分に、暖炉や本棚が斜めに配置されている。

そんな風にライトの幾何学的な意匠がいっぱいの洋間から階段を半分あがり、キシキシと渡り廊下を行くと、今度は風がそよそよ...と通る、純和風のお茶室。
高床式になっていて、外廊下から緑いっぱいの庭がゆったりと見渡せます。
青木さんがここで膝をついて庭を眺めていて、「あーーいいなあ...ここで制作できたら......いや、制作にならないな(ぼぉっと眺めてしまって)」とつぶやいていたのが印象的。


この個性的で芸術的な空間に、しっくりと馴染んでいた青木さんの器。

モダンな洋+和の建築と同じく、モダンな洋+和の要素を、器が持っているからです。
平皿、それもフチの立ち上がりの全くないペッタンコの四角いお皿は、この建築の一部のよう。
内も外もグレーや茶色のマーブル模様で彩られたお碗は、里見 弴が取り寄せた舶来品みたい。
階段の手前にアップライト・ピアノがあって、そこにポツンポツンと並んでいた器たちはとくに、そのまま全体が作品でした。

そんな空間とのコラボレーション効果か、今回は「どんどん売れてしまって、昔の作品を引っ張り出してきていて」とのこと。
最終日に駆け込んだから......。やはり展示会は初日に伺わなきゃいけませんねっ。


さて、「あ!♪」な発見がひとつ。

西御門サローネ外観と玄関の大谷石 じゃーん。西御門サローネ外観。オレンジ色で囲んだ部分とその奥の手すりが大谷石


ライトが好んで帝国ホテルにも使用した「大谷石」(>大谷の巨大地下空間 )が、
玄関ポーチの柱と手すり部分に使われていました。

柔らかい茶色の「みそ」がたくさん入り、優しい印象。
80年以上経っているとは思えないくらい、きれいです。


建築と、器と、大谷石。
ゆったり気持ちよく、とてもいい時間を過ごせました。

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