【金沢】堀文子さん・あすなろ細工・茶屋街
雑記帖
4日目。最終日。
とてもラッキーなことに、<めいてつエムザ>で堀文子さんの個展が開催中で、足を運びました。
堀文子さん。今年で...御年90歳!?今も現役の日本画家さんです。
( >能登・金沢旅行 最初の記事 )
どんな方か全く知らないまま、『南の華』という画文集に出てくる、色鮮やかな鳥たちをコーーフンして眺めたのが数年前。ふむ、その頃から、カラフルな鳥に惹かれてたんだなあ。(その後、チョビがやってくる。)
堀さんの絵には、気付けばあまりに多くの色、それも鮮やかで艶やかな色が使われているんだけど、不思議なことにそれら全部がきちんと収まっている。そして対象にすっごく大きな慈しみを持っていることが伝わってくる。

会場に入り、最初のパネルで経歴を見て、ドびっくり。
★ 1918年生まれ。
★ 82歳で、描きたい花を求めてヒマラヤ登頂
と・・・こんなオバアサマが、いるんだ。。
実は私の祖母は、80を越えて、アマゾン川でピラニア釣りをしたと喜ぶ強者です。「空港でいつも皆さんが順番を譲ってくださるのホホ...」て、そりゃ、そうでしょー!て突っ込んでいたけれど、ここに、その更に上を行く人が。
年号を一緒に見ながら、長く濃密な人生の、あらゆる過程での作品を辿りました。
人の一生って、こんなに多くのものが残せるんだ、と目眩。
これだけの長きに渡って自然物を見つめ続けて人だからこその文章、情報ではなく観察により得たと思われる "草木の智恵" についての考察。ファイリングしてあった文章をちらっと読んで、うっこれは腰を据えて向き合わないと、と背筋がスーッとする思いでした。少しずつ、著作を味わっていきたいです。
脳内が堀文子パラダイスになったままホワ〜ッと、金沢の台所<近江町市場> へ。再開発の真っ最中。
市場のカラフルな活気は少し堀さんの色調を彷彿とさせました。
ところでお祭りなどの時に家々の軒下に紐を渡し、紙や藁を一定間隔で結んであるの、名前わからないけれど、歩く度いろんな場所で目にしました。

影を鳥っぽく撮ろうと思うのに風でピロピロ動くっ。何度も挑戦したのをつなげたらちょっと面白く。
父親の仕事にこういうネタ写真が要るので、せっせと撮っては加工して送る日々です。。
泉鏡花記念館の近く、<あすなろ細工 かみや> へ。

小さな美術館としても楽しめるお店。
あすなろの木(石川県木で「あて」と呼ばれるそう。木材としては「ひば」)の、木目や木肌や、折れた形態や、ユニークな葉っぱ...などを、そのまま生かした作品がたくさん。単に木を素材として利用しているのではなくて、その模様とか質感とか形態とかを、生き物のある部分に見立てるのです、その発想力にため息。
命の本来の形を生かすことが、ご主人の信条なのでしょう、お話を聞きながら、一つ一つの元の形を想像しつつ新たな命の形となった作品を見ていると、あっという間に時間が経ちます。趣味が高じたお店というけれど、一本の木から生まれた一対の男女の像とか...神々しい芸術品に見える「売らない物コーナー」(けっこう多い(笑)) からは、美術館でも映えるに違いないパワーを感じました。
あすなろ細工以外にも、思いついたら何でも作ると言う紙谷さん。
写真は、タンポポの種を封じ込めたネックレス。他に、あすなろの年輪を花に見立てた帯留めと、ふくろうキーホルダー(外皮の焦げ茶、内側の皮の茶、内部のベージュがそのまま模様に)を購入。
それから、どう歩いたか突然現れた急な階段を降りたら、主計町(かずえまち)。

すぐそばに川が流れ、ひんやりして、年月経った焦げ茶色が立ち並び...思わず一句口をついて出て来そうな一帯です。出なかったケド。
川を渡り、古本カフェの<あうん堂>。
絶版本が普通の古本価格で売られていて、鼻息荒くなってしまい...選んだ後の二三味珈琲と合わせ、長居しすぎ注意デス...。。
入り口に、我が家と同じく、想定外の成長でジャングル化しちゃったシロツメがいて、微笑ましかった。(> シロツメ。この子たち、今、肘から指先くらいの背丈に伸びちゃってるんです)
ザ☆金沢?なひがし茶屋街、休日の散策はおすすめできませんが、造形として、美しい街。

使うの?
オホホなポスト
自然木の縦格子
室外機もメーターボックスも縦格子でおめかし
どこもかしこも縦格子な街です
最後は、"すぐ右に海"を眺めながら空港へ。
日を追って書き連ねた能登金沢紀行(実は加賀もあるのに...ゴメンナサイネ)、ちょいと書きすぎましたー。

◆ コメント:
* yukari:
久し振り~。
堀文子さん、前NHKの番組で見たけど、本当にすごいと思ったよ。
夫と死別して3年間海外を放浪して、生と死に衝撃を受けたって。
ものすごい好奇心旺盛の魅力的な人だったわ~。
asummerのおばあさまも、すごいね!!お手本にしたいわ。
2008-05-13
* asami:
久しぶり!コメントありがとー
NHKの番組見てたんだ、さすがyukari
3年間海外放浪! 知らなかった…強い人やね
ほんと、すごいバアサマたちの生き様を知ると、身が引き締まる思いがする。
「強い」んだよね、私ら世代があの強さを持てるのだろうか?
2008-05-13