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青森の裂き織りとこぎん

さて、青森では粋な手仕事にたくさん触れました。

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裂き織りのわらじストラップと、こぎん刺しの名刺入れです。

裂き織りは、古くなった着物の再利用。
こぎん刺しは、苧麻(からむし)の着物を補強して温かくするための刺し子。
どちらも、ガッチリと、厚みがあります。

雪国のものはすべて厚手に出来ていると云われますが、此れは寒さに対しての自然な姿であるのかも知れません。温暖の地では一輪ずつ咲く梅の花も、雪国では一時にかたまって咲く、花までが厚咲きなのです。

今では、布が生まれ変わる、そして偶然の美がこもる民芸として、手仕事好きの心をとらえます。

こぎん刺しは、基本となる五つの模様があって、それらを組み合わせて増殖させていくのが特徴。
『こぎん刺の手引き』( by 弘前こぎん研究所)に、マス目と図柄が書いてあります。基本模様の名前は「イト」「イトバシラ」「ハナコ」「カチャラズ」「マメコ」・・・津軽弁だと、何もかもが、かわいい。

写真の名刺入れは、前田セツこぎん研究会さんの、かなり現代的なこぎん。アスパムという物産館の2階、オバチャマたちが大勢、テーブルに布やらマス目用紙やらを広げて、「これはね...」「まあ素敵」とやっているのです。見ると、こぎんのパターンや、使う糸("ぼかし"とか)を、教え合っている。こうした、今の女性たちのセンスから、生まれてきたこぎんです。昔の智恵と技に、今のセンスが加わってこそ、「民芸」と呼びたい。

080215_tenugui.jpg

こちらは、青森県立美術館限定、こぎん文様の手ぬぐいです。
毎日使ってます。シワクチャ...。

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使うたびに、青森の楽しかった旅と、綿布が着られず刺し子で工夫した昔の人に、思いを馳せます。

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